第42回 水彩画講習会
第42回の水彩画講習会が2023年10月29日大阪中之島地域で開催されました。
開催日 | 2023年10月29日(日) |
---|---|
場所 | 大阪中之島地域 |
主催 | 関西水彩画会 |
運営委員 折 田 透
秋晴れの写生日和の中、昨年に続き大阪中之島一帯で実施し、31名の参加者でした。公会堂付近の行事や工事など悪条件もありましたが、皆さん、対象と真摯に向き合い、とても感動しました。これなら写生後の講評会の講師先生の端的な助言は、今後必ず生きると確信。なお今回の受賞者は13名でした。
中之島図書館の重厚さを描く
中川 旦
描き始めは秋晴れの良い天気の中、中之島図書館の前に陣取りました。
外でのスケッチは2回目です。図書館に向かう人も多く、まだ外で描くのは恥ずかしさもあったのですが、その中で図書館をよく見ながら、重厚
な感じを出すため少し強めのパースをつけ、また、建物に含まれるいろいろな色を探して試行錯誤しながら描いてみました。
描く場所が、集合場所だったので、このエリアの指導担当の田中先生をはじめ、数人の先生方にアドバイスをいただき、受賞につながりました。ご指導ありがとうございました。
最後の方は風が強くなり寒くなりましたが、楽しく勉強になる1日でした。
頑張る大切さを学ぶ
高橋洋子
この度は、何も知らずに未熟な私が、関西水彩画会講習会に参加させて頂き有難うございました。
まず現場に着いて驚きました。偉大な先生方の中に入れて頂きとても緊張し、どうしよう大変な所に来てしまったと一瞬思いましたが、そんな事は言ってられません。とにかく描くしかないと気持ちを切り替えて、私なりに一生懸命頑張りました。そうしたら受賞させて頂き、又びっくりです。
「えっ何で私の絵が?」と信じられませんでした。
でも一生懸命頑張ることの大切さを学ばさせて頂き、私の一生の宝になりました。すばらしい先生方をはじめ、周りの方々の支えがあって今日の私があることに感謝でいっぱいです。これからもご指導宜しくお願い致します。
講習会で感じた幸せ
河村房子
今回の中之島地域のスケッチ会は、大阪中央公会堂の南側に座り、美しい公会堂を画面いっぱいに描きました。スケッチしながら、今までの関水
講習会を思い出しました。
それは数年前に奈良猿沢池でお会いした大形先生に再会したからです。
彦根の西澤先生は、90才をえても毎晩ビールで明るく楽しくされていたこと。初めての神戸風見鶏の館前で大きなキャンバスに描いている人々の間で作品を描き上げ充実感を味わったこと。翌日は港のガード下をスケッチし榎本先生にお教え頂いたこと。
秋の一日、中之島スケッチと講習会。全員の写真も頂け、先生方や会員皆様にお会いして実に良い人生を歩ませて頂き感謝申し上げます。
楽しかった水彩画講習会
浅長岩夫
中之島で水彩画講習会が開かれるというパンフを見て、迷いもなく参加することにしました。中之島という場所から中央公会堂、図書館、日銀、公園や川に架かる橋など次々に思い浮かびました。
技量もないので、一人で出掛けて人通り多い場所で描くのを躊躇しますが、沢山の人が参加する催しであれば人の目も気にならずと。
当日、当初は御堂筋から見た日銀とバックの旧財閥系ビル群を描こうと思いましたが、前方の絶えまない車が気になり断念。結局、馴染みある中之島中央公会堂を描くことにしました。時間切れで未完成となりましたが、講師の先生から頂いたアドバイスを心に留め、人目も気にせずに楽しく過ごせました。(後日、何と
か完成?)
構造物を正確にデッサン
渋谷晴子
五十の手習いで絵を始めました。2年ほど前から友人に誘われて何ヵ所かスケッチ会に参加し始めました。構図や明暗や遠近感の大切さや、実際の通り描くのではなく整理して、自分の描きたいものを明確にすることなどを教わりました。
今回は関西水彩画会の友人から誘われて初めて講習会に参加しました。
私は公会堂を南西の角から見上げる構図にしました。建物の構造をなるべく正確にデッサンすることを心がけました。
先生方が何回もまわってこられてアドバイスを頂き、結果、思いもよらず賞を頂くことができました。大変うれしく、これからの励みにもなりました。
講評も一人ひとり丁寧にされて勉強になりました。来年もまた参加させて頂こうと思います。